駒込駅から徒歩1分、老舗の御菓子司中里は「 揚最中 」と「 南蛮焼 」を求める人で日々行列!
※同日の駒込 寿司 髙はし(高はし)さんのレビューもどうぞ。
北区中里一丁目、JR駒込駅東口から徒歩1分という場所にそれはある。
御菓子司中里は明治6年に日本橋で創業した老舗の和菓子屋さんです。
<御菓子司中里 公式ウェブサイト>
https://nakazato-kashi.jp/
店舗はこじんまりと控えめな大きさ(というか小さい)。
「揚最中」「南蛮焼」が看板商品。
ちゃたろうはこちらの揚最中が大好きで、10年くらい前はときどき購入していました。
が、住まいが遠くなった関係で暫く購入できていなかったので久々に食べたいなぁと思い買いにいくことに決定!
10年ほど前に購入していたときは、「日や時間によっては売り切れてしまうんだよね~」くらいのイメージだった。
…のだけど。
現在はすーごい人気ですぐに売り切れてしまうため、平日でも開店前から並んでいる人がいるという状況だそうだ!
しかも、いつの間にか(当時からあったのかな…?)東京駅ナカの大丸百貨店にも出店していた!!
すすす凄い!!
いやー確かに美味しいんだよこれ。
分かるよ。
後で詳細レビューするけれど、特に揚最中は素朴な見た目と裏腹に、他では出会ったことのないようなユニークな美味しさのお菓子なのよ。
と、いうわけで。
今回は、とある平日に御菓子司中里に「揚最中」と「南蛮焼」を買いに行ったお話です。
御菓子司中里に「 揚最中 」と「 南蛮焼 」を買いにいくぞ!今回は本店で並んだけど実は予約もできるぞ!
今回は駒込の御菓子司中里本店の店頭で並んだけれど、「いやーなかなかそんな時間ないんだよなぁ食べたいけど」という人も多いことと思います。
大丈夫!
実は駒込本店は予約ができる!
(いつでも必ず予約できるのかは不明なので)早い時間から店頭に訪れるのは難しいという人は電話で問い合わせ・予約してみるといいと思います。
※東京大丸店は予約不可なようです(2024年10月13日確認時点)。
それでは、平日の開店時間頃から実際に並んでみた様子↓
10:03
駒込駅東口の改札を出て右へ。
徒歩1分で到着。
駅からとても近い。
飲食店などなど立ち並ぶ商店街「アザレア通り」沿いです。
この時間だと開店前のお店が多いけどね。
薄い鶯色の建物。
和菓子屋さんらしくて渋いいい色!
外壁は漆喰塗りなのかな?それがまた味がある。
お店の正面には最近急激に店舗を増やしているコンビニジム、chocoZAP(チョコザップ)がある。
外観からして間違えにくいお店だと思うけれど、参考までに。
開店時間の10:00には数分間に合わなかった…寝坊したから…。
到着時点で十数人並んでいる。
やっぱり人気なんだぁああ。。
中高年のおばさまが6割、わりと若そうな方も男女問わず並んでいる。
渋めのお菓子だから若い方がいらっしゃるのは少し意外だった。
贈答用に購入される方もいるだろうから意外でもないのかな?どうなんだろう。
10:10
ちゃたろうの後ろに2人並ぶ人が増えた。
開店はしているのに意外と列が動かない。
急いでないから全然大丈夫だけどね。
お店のドアに張り紙で「店内へは最大2名様まで」とある。
店舗の中は結構狭いので、少しずつお客さんを入れる運用をされているんだね。
10:11
一番乗りのお客さんが店から出てきた。
それに合わせ、並んでいる人が店内へ。
注文聞いてくれる人が2人。
今更気づいたけど外壁に掲示されている営業時間が公式ウェブサイトと違う!?
- 本店
公式ウェブサイト記載: 平日10:00~18:00 、土祝10:00~17:00、日定休
→本店の外壁掲示: 平日10:00~17:00、土祝10:00~16:00、日定休 ※当面の間営業時間短縮
- 大丸東京店
- 公式ウェブサイト記載: 平日10:00~21:00、土日祝10:00~20:00、元日を除き休まず営業
大丸東京店は現地に行っていないので相違があるか不明ですが、駒込の本店に行かれる予定の方はご注意ください!
10:13
じわじわ列が進んで6番目まできた!
10:23
順番が来た!
いざ店内へ!
注文を聞いてくださるお店の方は二人。
とても優しそう。
事前にウェブサイトで購入商品を調べてきたのでスムーズに注文できた。
購入したのはこちら。
※揚最中は贈答用の箱(有料)か、自宅用の箱からを聞かれる→自宅用でお願いした。
- 揚最中12個入り 186円×12枚=2,232円(税込)
- 南蛮焼(小倉2個、うぐいす2個) 248円×4個=992円(税込)
ちなみに、公式ウェブサイトを見ると揚最中は1個売と6個入、8個入、12個入の詰め合わせがあるのか~南蛮焼きは小倉餡と(今だと期間限定の)うぐいす餡があって、それぞれ1個売と4個入り、6個入の詰め合わせがあるのか~などなどが把握できる。
なのだけど、店頭にはそういった掲示は(確か)なくて、店頭で何をどれくらい買おうかなと考えると少し迷ってしまうかもしれないです。
→事前に公式ウェブサイトなどで調べて行った方が注文がしやすいと思うよ。
御菓子司中里の看板商品は揚最中と南蛮焼だけど、店内を見渡すとそれ以外の商品も色々ある。
ようかんやおせんべいや飴などなど。
今度来るときは挑戦してみようかな。
10:30
購入完了!
店舗を出た際にもまだ列は数名続いていました。
とはいえ、並んだ時間は約30分。
エシレのガトー・エシレナチュールを買いに行ったときと比べたら早く購入できてよかったよかった!
…午後早めの時間に再度 御菓子司中里さんの前を通ったら…揚最中・南蛮焼いずれも完売してました!
本当に人気だなぁ。
御菓子司中里の「 揚最中 」と「 南蛮焼 」実食レビュー!
揚最中 実食レビュー
まずは揚最中からいただく。
10年ぶりだ。
また計測を失念してしまった…一つの大きさは、直径5センチくらいかな。
小ぶりです。
初めてこのお菓子を見たとき、見た目が全然「最中」のイメージと違って驚いた記憶がある。
一般的な最中ってさ、皮であんこが見えないように包まれてるじゃない?
中里さんの揚最中は、煎餅状の皮であんこをサンドしているのです。
不思議だよね~。
あと、一般的な最中って、皮に装飾が施されていることが多いと思う。
店名やお菓子の名称が刻まれていたり、菊など花の形をしていたりとか。
ところがよ。
こちらの揚最中のなんとシンプルなこと。
そもそも、外箱を開けた瞬間からごま油の香りがして、最中ってなんだったっけ…と不思議な気持ちになる笑
とにかく久々に食べてみる。
ザクッといい食感!
5ミリくらい厚さがある皮だからこそ出せる食感。
皮からは米の味を感じる。
香ばしくて、ソフトサラダ煎餅に似てる…と思う。
この皮は塩気とごま油の風味とともに、中の粒あんと絶妙なハーモニーを奏でる。
「奏でる」とか言いたくなるくらい絶妙な塩梅!ほんとに。
「あまい+しょっぱい」って最強がちだけど、このバランスは本当に絶妙、楽しい味。
美味しいなぁ、美味しいなぁ。
最初に購入したとき、あまりに素朴な見た目(そして最中っぽくなさ)なので味はそこそこかな…なんて考えていたのが申し訳ない。。
食べてみてあまりに美味しくて驚いた記憶がまたよみがえったわ~。
ただ、小さくて食べやすいから、あっという間に食べ終わってしまうのがさみしい。。
そうそう、このお菓子は買ってからなるべく早く食べるのが重要です!
湿気ってしまうとザクッとした食感が損なわれて勿体ないのでね!
ちゃたろうは、
購入後4時間経過→食べる→ザクッ(いい感じの食感)
購入後11時間経過→食べる→ザ…クッ(ほんの少し湿気た?でも全然美味しい)
という感じでした。
今は10月で湿度も高くないから当日に食べる分には全然問題なかったです!
とはいえ早い方がより美味なのは間違いない。
でもね、すぐ食べられない人もご安心を。
これ見て。
食感は回復できる!
実はちゃたろうも最後の一つはフライパンで香ばしくなるまで焼いてみた(購入後11時間経過)。
→食感はね「サクッッッ」でしたわ。
ごま油や皮の香ばしさも引き立って凄いよかった!!
粒あんがホカホカしちゃったけどそれもそれでよい気がした。
次から全部加熱してもいいくらいよかった。
手間をかけることがお嫌いでなければ是非トライしてみてほしいな。
南蛮焼 実食レビュー
続いて南蛮焼をいただく。
実は南蛮焼は食べたことがなかった…?あったかな…?という感じなので揚最中とは違った意味で楽しみ。
おぐら餡とうぐいす餡。
うぐいす餡は期間限定みたい。
食べてみる。
…おお…、生地に黒糖が入っているのか!
見た目からすると、どら焼きのような味かな?と思うけれど、生地はどらやきのそれとは全く違う。
かなりみっちり詰まった生地だ(みっちりしてるから歯に挟まる笑)。
もっちり、しっとり、とも言えるかな?
他の方のレビューだと甘さ控えめと書いている方が多いけれど、ちゃたろうは餡はしっかり甘いと感じた(しつこくはない)。
揚最中と同じく、南蛮焼も実にシンプルな見た目に反して、生地の食感や黒糖の風味と餡の風味がそれぞれ混ざって複雑な味わい。
生地のむちみちっとした食感も相まって個性的で面白い、美味しい。
こちらは揚最中とは異なり結構なボリュームがあって食べ応えがあります。
お腹パンパンだ笑
御菓子司中里の「 揚最中 」と「 南蛮焼 」のポイントまとめ
購入について
- 駒込の本店
- 営業時間
公式ウェブサイト記載: 平日10:00~18:00 、土祝10:00~17:00、日定休
→本店の外壁掲示: 平日10:00~17:00、土祝10:00~16:00、日定休 ※当面の間営業時間短縮
- 電話で予約も可能
- 店内が狭いこともあり入店は最大2名ずつ(複数名で来店した場合は代表1名のみ入店可能)
- 詰め合わせ商品の種類についての掲示は店内で見かけなかった(少なくともちゃたろうには見つけられなかった)ので、事前にウェブサイトで購入商品のあたりを付けておいた方がスムーズに注文できそう
- 今回は、平日の開店時間(10:00)直後から店頭に並んで30分ほどで購入完了
- 今回は、13時頃に店舗の前を通過した時点で「揚最中」「南蛮焼」いずれも既に完売
- 営業時間
- 大丸東京店
- 営業時間
- 公式ウェブサイト記載: 平日10:00~21:00、土日祝10:00~20:00、元日を除き休まず営業
- 予約は不可
- 当面の間、揚最中は「一人12枚まで」の購入制限とのこと
- 営業時間
商品について
- 1つあたりの価格
- 揚最中 186円(税込)
- 南蛮焼 248円(税込)
- 日持ち
- 「揚最中」「南蛮焼」ともに販売日を含めて3日間
- ※揚最中は購入から時間が経つほど湿気て食感を損ないやすいので、早めに食べるorフライパンなどで再加熱し食感を取り戻して食べるのがおすすめ。
- 味
- 揚最中
- 一般的な最中とは異なるユニークなお菓子
- ソフトサラダ煎餅のような皮の食感と塩気とごま油の風味、あんが絶妙なバランス
- 南蛮焼
- 黒糖の風味がするみっちりした生地と、しっかり(しつこくはない)甘い餡の織り成す複雑な美味しさ
- 食べ応えあり
- 揚最中
- その他メモ
- 今回は「揚最中」「南蛮焼」についてのみ着目したが、ようかんやおせんべいや飴など様々な商品あり