ジビエの季節だ!いろんなお肉があるけれど、「 アナグマ肉 」はご存じ?
冬です。
冬といえばジビエ(狩猟で得た食肉)の季節です。
独特なクセがある肉もあったり、狩猟という
ジビエ肉というと、味や香りのクセが強いイメージだったり、調理方法や衛生観点での不安、狩猟というイメージなどから苦手な人もいるとは思うけれど…ちゃたろうは大好きです!!!
※味や香りのクセは何の動物かで全然違うので、そういう点で苦手な人はクセが強くない動物(鹿とか)にトライしてみてもいいかも。狩猟後の処理の良しあしでも全然違うので、良いお店のジビエ料理だと美味しいと感じたりもありそう。
とにかく、冬になったらジビエを食べたい派です。
独特で滋味深い味がとても楽しい。
猪肉や鹿肉は鉄板で好きだし、それらに比べると出しているお店が少ないけれど、熊肉もワイルドでパンチがあって好きです。
逆に、ウサギ…は少したんぱくすぎるなぁと思ってしまうかな?でもメニューにあったら食べる(結局、食べるのかよ)。
兎に角(↑ウサギだけに)、ジビエは楽しい。
一般的によく見かけるのは前述の猪や鹿肉、あとは野鳥系?かなと思うけど、今回は「 アナグマ肉 」のお話です。
っつーか、アナグマって知ってました?
私はアナグマ肉の存在を聞くまで知りませんでした。
購入したお店の説明を見ると、アナグマはイタチ科の動物で、日本では狸やハクビシンなどとともに「 ムジナ 」と呼ばれてるらしい(ムジナ!聞いたことある!)。
フリー画像見つけられなかったから掲載できないけれど、「あー、ふっくらしたイタチっぽい」「ハクビシンに似てる?」って感じのビジュアルでちょっとかわいいです。
かわいいけど食べてごめんね…。
体長40~60センチということで、一体からとれる可食部はそんなに多くなさそう。
市場に安定供給するのが難しい様子なので、飲食店とかではまず見かけない。
が、この「 アナグマ肉 」が美味である、という噂を聞いたので食べてみたよ!というお話です。
※実は初めて食べたのは昨シーズンなんだけれど、改めて今シーズンも食べてみて、ここでレポートしようと思った次第。
「 アナグマ肉 」の購入について(購入場所・価格)
以下、昨シーズンに初めて「 アナグマ肉 」を食べよう!と思った時の話。
↓
さて、「 アナグマ肉 」ってどこで食べれるんじゃ?
先ほど、飲食店ではまず見かけない、って言ったものの、調べてみるとないわけではない…のかな。
都内でヒットしたお店もありました。
が、あまり供給量が多くないはずなので、来店して売り切れだったら凄く悲しいなぁ、、という訳でお肉を購入して自分で調理することを検討。
ネットで買えるのかしら… →探す →あった!
こちらの備後ジビエ製作所さんで購入しました!!(昨シーズンも今シーズンもこちらで購入したよ)
↑なんで商品リンクじゃなくて店舗リンクなのか?というのには理由があって…。
今、楽天で検索してみたら商品が売り切れで貼り付けられなかったというね。。
昨シーズンに続き、今シーズンも購入するつもりだったので、ちょいちょい商品ページを見ていたけど、売り切れで買えないタイミングも多かったです。
希少だからいつでも買えるわけではないのかもしれない。
そもそも販売しているお店がかなり少ない。
ちなみにお値段はというと。
すき焼き用スライス300gで6,000円!!(2024年12月の価格)
んんんん高い。
通販なので送料(クール便)や手数料が上乗せされるから高くなるのは理解しつつも高い!
同じく楽天内で販売しているイノシシ肉とかと比較してもやっぱり高い。
同じく楽天内で先日購入したカンガルー肉と比較してもやっぱり高い。
↑これはこれでまた別途レポートする予定。
希少なんだな…そしてそれだけ美味しいってことだよね(無理矢理 納得するちゃたろうであった)。
購入したお肉はこんな感じ↓(今シーズン購入したものの写真)。
冷凍です。
解凍するとこんな感じ。
どうでもいい話だけど、個人的には流水解凍が早くて好き。
なんというか…この丸っこくスライスされてる肉を見て…違うと思うけどアナグマを輪切りにしたんやろか…というイメージが沸いて(アナグマさんに)ちょっと申し訳ない気持ちになったよね。。
それと、ご覧の通り、なかなか脂身が多い!
でっぷり太っていたんだろうなぁアナグマさん。
「 アナグマ肉 」実食レビュー(ただ焼いてみる&すき焼き)
昨シーズンはすき焼きにして「 アナグマ肉 」を食べた。
先に味の感想を言っちゃうと、大変美味しかった&確かにすき焼きが合う、というわけで今シーズンもすき焼きでいただく。
ちなみに、昨シーズンにアナグマ肉のレシピを調べた際にヒットしたレシピがほぼすき焼きだったので、すき焼きが定番みたい。
まずはシンプルに焼いてみる
すき焼きはしっかり味がついている料理なので、まずはフライパンでただ焼いてみた肉の味をレポートしておこうと思う。
脂はしっかりついているので油も引かない。
ただ焼く。
そうするとこうなる↓
焼いてる最中から独特のクセのある甘い香りが漂う。
食べてみると…焼いているときに香ってくるほどのクセは感じない不思議。
昨シーズンも思ったが、とても甘みがある脂で、ナッツのような他の肉では味わったことのない不思議な風味でとても美味しい。
独特なので、苦手な人はまぁやはりいるかもなとは思うけれど、昨シーズンに食べて以来、ちゃたろうの中でジビエ肉No.1!
とても気に入りました!!
(調理の仕方とかはさておき、肉自体の風味ランキングです)
この肉のナッツのような甘味からして、木の実なんかも食べているのかなぁ?
雑食性らしいけど。
この風味は確かにすき焼きと相性がいいなぁと思う。
ただ、かなり脂身が多いので、あまり量は食べられないなと感じたw
すき焼きで食べてみる
さて、続いてすき焼きで食べてみましょう。
まずはアナグマ肉を焼く。
脂がものすごい!
あと立ち上る独特な香りw
あっ…ちょっと焦がしてしまった…。
割り下と他の具を鍋に入れてぐつぐつ煮る。
アナグマ以外の具はこちら。
白菜・大根・しいたけ・ネギ・人参・春菊・しらたき・焼豆腐・麩、きれいだなぁ。
ちなみに、お肉はアナグマ肉で作り始めたものの、それだけでは足りないので途中から適当に牛肉を追加しました。
すき焼きだから卵も重要だ。
千葉県香取市にある「道の駅 水の郷さわら」で購入した、「千葉エッグファーム」さんのアスタキエースっていう、なんか美味しそうな卵を使うぞ!
卵がだいぶ減ってから写真を撮ることを思い出した。。
忘れなかっただけ御の字ということで。。。
何個入りだったかな…18だっけ?違ってたらごめんなさい。
殻が硬くて、いい卵なんだろうなぁという期待。
購入して10日ほど経過していたけど、美しい!
とっても美味しそう。
そうこうしているうちにできあがり!
さぁ食べよう!!
アナグマ肉はこんな感じになった。
んぁあこれこれおいしいいいい~アナグマの甘味とすき焼きの甘味がとてもよく合う!
噛めば噛むほど旨い。
面白いお肉だなぁ。
少し焼きすぎてしまって固くなってしまったから次回は気を付けよう。
たっぷりついている脂身が鍋全体に広がって、肉以外の野菜にも割り下の甘さとは別の甘味・旨味が広がっている。
大根などは汁を吸って超うま野菜に進化してたよね。
アナグマ肉はあまり量がなかった(今回使ったのは200gくらいかな)ので、後半は牛肉を追加しながら食べましたが、アナグマ肉から出た旨味は最後まで存在感あり。
アナグマの脂が多いので、後半追加する肉は脂が少なめのものを推奨します。
とはいえ、脂耐性がある人はお気になさらずでw
しっかり個性があるアナグマ肉としっかり味がある卵もまた合う!
うまい!!
なんか黄身が濃い卵だ。
色が濃いって意味ではなく、黄身の味が濃いと感じる。
黄身の粘度も高いような…?
この卵…いいな。
また買いたいな。
佐原レポートもしたいしな…また買いにいくか…。
他の具にも色々言及したいけど、今回はアナグマ肉メインなのと長編になってしまいそうなのでこの辺にしておこう。
すき焼きって、美味しいのは勿論だけど、贅沢な気持ちになれていいね。
また、明日からお仕事がんばろう。
アナグマさん、ありがとう、とても美味しかった。
来シーズンもアナグマ肉を購入してすき焼きにしようっと。