
前回のアナグマ肉に続いて、もう一つ珍しいお肉を調理した話をしよう。
それは カンガルー 。
食べたことありますか?
カンガルー、それはマッチョ。
マッチョ、それは良質なタンパク質。
良質なタンパク質、それは食べるべき。
とか何とか言って、実はそんな理由ではない。
とあるお店で食べたカンガルー肉がものすごく美味しくて気にいったので、自分でも調理してみたくなった!といういきさつですw
あぁ美味しかったなぁ、あれ。
また食べに行きたいなぁ(その際はレビューもしよう!)。
カンガルー肉 について
おさらい
まずは カンガルー肉 についておさらい。
…いや、おさらいできるほど知らなかった。
というわけで改めて調べてみる。
カンガルー肉 は高たんぱく・低脂肪で、鉄分やオメガ3脂肪酸が豊富なヘルシーな食肉。
脂肪分はなんと約1%と低い!
オーストラリアで主に消費されていて、ステーキやジャーキーとして人気。カンガルーは豚や牛のように畜産飼育されてはおらず、基本的にすべて野生の個体が狩猟されているらしい。
※オーストラリア政府が定めた狩猟枠のもとで持続可能な形で捕獲されているとのこと。
てことは基本ジビエか。
畜産飼育されてない理由は、カンガルー飼育には広大な土地を必要とすること、成長が遅いこと、などなど飼育コストが高いからなんだって。
へぇえええ!
そうなんだ!!
確かに、運動量が凄そうだもんなぁ。。
今回購入した カンガルー肉
カンガルー肉 を購入できる肉屋さんが近くになかったので(そりゃそうだ)今回はネットで購入。
※ カンガルー肉 のお膝元オーストラリアでは、スーパーの生肉コーナーに普通に売っているみたい。
楽天市場のミートガイさん(以下リンク)にて、「 カンガルー肉 ランプブロック 700g オーストラリア産(直輸入品) 」を購入!
お値段は、商品価格5,620円+送料980円で、合計6,600円也。
送料も含めた値段で考えると、100gあたり943円。
…まあ…日常お肉三銃士の鳥豚牛肉に比べたら高いけど、前回のアナグマ肉の半値だw
アナグマ肉の高さが改めてわかる…貴重なんだね。
※アナグマ肉:300gで6,000円(2,000円/100g)
とにかく、調理と実食を楽しむために買ってるので、ちょっとくらい高くてもいいの!!
(つーか、高級和牛に比べたら、アナグマだって安い)
(値段にかかわらず、お肉は美味しくありがたくいただく)
早速 カンガルー肉 を調理して食べてみよう!
さぁさぁ、何作ろう?
やっぱりローストビーフ…じゃない、ローストルーでしょ!!( カンガルー肉 をルーって呼ぶらしい)
じっくり焼きましょ。
脂肪が超少ない赤身肉だから硬くならないように作れるといいなぁ。。
調理工程
というか、概ねローストビーフと同じです。
オーブンの温度や加熱時間が少し違う感じかな?
今回お肉を購入させていただいたミートガイさんの商品ページに書いてあったレシピを参考に作ってみたよ。
<ミートガイさん>
STEP1. 冷凍肉を流水解凍したあと常温に戻す
前にも何かの回で書いたけど、流水解凍が早くて好き。
STEP2. オリーブオイルと塩胡椒で下味をつける

STEP3. フライパンで肉の各面に焼き目をつける
表面に焼き目をつけるのが目的なので、片面2、3分位?焼く時間と言うよりも、焼き目を見て完了のタイミングを決めよう。
火が中に通り過ぎないように注意!


STEP4. 200度のオーブン(予熱してね)で15分加熱
肉のドリップが出そうで不安だったのと、オーブンから出した後にアルミホイルで包むので、オーブンに入れる段階からアルミホイルに乗せておきました。
お肉の大きさによって最適な加熱時間も異なりそうなので、大きい塊は真ん中、小さい塊を端っこで加熱してみた。
オーブンに入れる前の写真を撮り忘れた…(毎回なんか撮り忘れてる)。
STEP5. オーブンから出し、アルミホイルに包み15分寝かせて完成!
ミートガイさんのレシピだと仕上げに高温で熱したフライパンに片面で30秒ずつ焼き上げる。
(今回は気が通り過ぎてないか不安で不安で仕方なかったのでやってないw)
やはりドリップが少し出てるね。
でもめっちゃくっちゃ美味しそうー!!

カンガルー肉いざ実食!
火が通り過ぎてないかな…不安を抱えながらお肉をカットしてみると…
ピピピピンクだ!!
もうちょっと赤くてもよかったかもしれないが、とても良い感じ!
写真だとパサついてるように見えるけど、実際はそうでもなかったよ。

各種焼き野菜とバターライス、特製ソースとワインとともに、食べてみよう!

なんと美味しいことか!!
お店で食べて感動した時にも思ったが、本当にクセがない。
鹿肉に近いだろうか…?
(あと、ちゃんと柔らかくローストできていて嬉しい)
クセがないってどういうこと?誉め言葉なの?ってのがまだうまく言語化できてないんだけど、明確に誉め言葉として言ってます。
肉の種類ごとに固有の香りはさておいて、純粋に肉の味が楽しめるというか、なんというか…。
(でも、肉の焼けたいい匂いはするけども…なんと言ったらいいのか…)
いや、そもそもちゃたろうはラムや猪など癖あり系の肉も大好きなのだけど、それとは違ったシンプルな肉の味・旨味がね…美味しいのよ…。
伝わるかな…。
カンガルー肉に比べると、牛肉ですら癖強に感じる不思議。
それと、良質のタンパク質であると言うことが実感できる味でもある。
体が大歓迎してる感じある。
またお気に入りの肉が増えてしまった…また食べよう(こればっかり言ってんなw)。
違う部位だと、また違う味や食感なのだろうなぁ。
サーロインとかミンチとかも販売しているなぁ~試してみたいなぁ~。
ちなみに、注意点としては、(今回少し火を通しすぎたかもしれないせいかもしれないけれど)お肉は冷めていくとともに硬くなっていく。
冷えた状態だとかなり固かった。
調理したら早めに食べようね!
おまけ(お肉が余ったので)
カンガルーランプ肉700g全てをローストルーにしたので、流石に一食では食べきれなかった。
ということで、翌日ビーフシチュー…じゃないや、ルーシチューにリメイクしてみたよ。
市販のルー使ったけど(←ここで言ってる「ルー」は、カンガ「ルー」ではないですよ、シチューのルーですよ、注意)。

これまたなかなか美味しくいただけた。
煮込みにすると肉の硬さが和らぐし、味も合う。
カンガルー肉は煮込み料理もいいのか、なるほど。
うーん、ありがとうカンガルー。
ごちそうさまでした!!